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股関節痛に対する鍼灸治療 80代男性

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両股関節痛に対する鍼灸治療 80代男性

股関節痛に対する鍼灸治療の症例報告をいたします。

主訴

・1ヵ月前、急に両股関節全面が痛くなり、病院や接骨院で治療したが変化がなく来院。

・痛みは左の方が強く、日常生活に支障をきたしている。

症状・運動検査

・歩行時痛(++)、雲の上を歩いている感覚がする。

・股関節屈曲(++)→すり足歩行(疼痛回避するため)になる。

・ズボン、靴下を履けない。

・自転車に乗れない。

・あぐら不可

・パトリックテスト(+)

・股関節屈曲拘縮により仰臥位で寝ると伸張痛が出るので側臥位で寝る。

治療部位

当院は、広島鍼灸業界で初めての導入となる、最新型超音波エコーを用いて、筋肉や筋膜の状態、トリガーポイントの位置を目視で確認しながら確実な治療を行っております。(鍼によるエコーガイド下筋膜リリース

縫工筋・大腿直筋・大腿筋膜張筋起始部、腱部、腸腰筋(大腰筋)、内転筋、内側広筋など

触診で、縫工筋付着部(股関節の前)の緊張が強く、柔軟性がなくなっていたため、集中的に鍼治療を行いました。

また、大腿筋膜張筋も緊張が強かったため、同じように鍼治療を行いました。

これは、右の大腿筋膜張筋を後ろから見た画像で、

これは、前から見た画像になります。

大腿筋膜張筋は、股関節周りにあり、この筋肉が悪くなると、股関節を曲げにくくなったり、歩くことが難しくなります。

この2筋を中心に鍼を打っていきました。

1回目:VAS(10→4)治療直後、歩きやすくなった。

2~3回目:VAS(4→3)力が入りやすくなり雲の上を歩くような感覚がなくなる。

椅子に座って靴下が履ける。

4~5回目:VAS(3→1)歩行時痛(-)、落ちた物を拾う時少し痛みがある。右は痛みなし。

6回目:VAS(1→?)起床時動きにくさはあるが、動き出すと問題なし。

多少の拘縮が残っている程度。

考察

早く治したいということで毎日来てもらいました。

日常生活で支障のないレベルまでもっていくことが第一目標だったので、

1回目の治療で直後効果が出て、その後は流れで痛みがとれて一安心です。

人は痛みがあると無意識に痛みの出ない動作をとるようになります。

当たり前ですが動作というのは筋の動きにより関節で行われます。

このような場合、痛みが出ないよう極力股関節を動かさない歩行(小股ですり足)、

側臥位で股関節屈曲位で寝るなど関節を動かしていません。

そのため、痛みが出て1ヵ月経過しているので股関節の屈曲拘縮が生じていました。

痛いから関節を動かさないのか、それとも拘縮のためそれ以上動かすと痛いのか、

症状にはあらゆる側面があると思います。

その都度、症状に合った治療をしなければ長引くだけです。

鍼は痛み以外に関節の拘縮に対しても非常に効果を発揮します。

(運動療法も組み合わせますが)いわゆる五十肩もそのひとつです。

動かしていればいつか治るという方がおられますが、、、

高齢になるにつれ、行動力も落ちるので治りません。

「そのうち治る治療」よりも『短期集中型治療』を目指していきます。

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なかいし鍼灸院 広島治療室

院長 中石真人  詳しくはコチラ→プロフィール

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