TFCC損傷は、鍼治療でも改善に時間がかかる難治性疾患です。

当院には、手術を極力したくない方や時間がかかっても根本的に治したい方が多く来院されています。

その中で、手術をして正解だったケースも実際あります。

主訴

・半年前から右手首の小指側がいたくなり、その2か月後に階段から転倒し痛みが強くなった

・病院で右TFCC損傷と診断された

・MRI検査でそこまでひどい損傷ではないと言われた

・触診にて可動域が広い、靭帯の部分断裂を疑うが、基本的に足関節などあらゆる関節が生まれつき緩いとのこと。

・手を使う仕事なので、できるだけ手術は避けたいとのことで、来院

運動検査

前腕回内(+)

前腕回外(+)

手関節橈屈(+)

手関節屈曲(+)

手関節尺屈(―)

治療 トリガーポイント鍼療法

当院は、広島鍼灸業界で初めての導入となる、最新型超音波エコーを用いて、筋肉や筋膜の状態、トリガーポイントの位置を目視で確認しながら確実な治療を行っております。(鍼によるエコーガイド下筋膜リリース

TFCC部、前腕筋(尺側手根伸筋など)

1~2回目:TFCC部に刺鍼で認知覚あり。鋭い痛みだったのが重い痛みに変化。仕事で無理をして痛みが増した。

3~5回目:相変わらず認知覚は出る。鍼後少し楽にはなるが、痛みに劇的な変化はまだない。セカンドオピニオンの結果、靭帯がほとんど断裂しており手術を決意。

その後、連絡があり、結果的に手術をして痛みが全くなくなったとのこと。手術後の後遺症もなく順調のようです。

内容は、尺骨短縮術の手術を行い、週3でリハビリ、骨癒合も良好で1年後にプレートを外す手術を再度行うそうです。

個人的な見解として、階段からの転落が手術する原因になったのだろうと思います。

その時の外傷が手関節の靭帯、TFCC部をさらに悪化させる要因になっていました。

今まで私が診てきたTFCC損傷の鍼治療の考察として、

仕事柄手を使うことが多く、次第に痛くなったTFCC損傷は改善しやすいが、手を強く衝いたり外傷によるTFCC損傷は改善しにくい傾向があり、場合によっては手術をした方が良いと思います。

今回のTFCC損傷ほ、手術をした方がいいケースでした。

しかしながら、今回のようにできるだけ手術しないで治したい方の気持ちもわかりますので、手術を検討される前に鍼治療を選択するのもいいと思います。

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なかいし鍼灸院 広島治療室

院長 中石真人  詳しくはコチラ→プロフィール

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中石 真人
昭和59年生まれ。広島県在住。高校野球時代のケガをきっかけに鍼灸師の道へ。大崎上島町(平日診療)と八丁堀(土日診療)で「慢性的な痛み・シビレ」に特化した鍼灸院を開院。日々診療にあたっている。大のカープファンである。 国家資格:鍼灸師・柔道整復師