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【症例】五十肩 80代女性

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五十肩に対する鍼施術 80代女性

五十肩に対する鍼灸治療の症例報告をいたします。

主訴

・1ヶ月前から次第に痛くなり病院で五十肩と言われ、家で滑車運動などしていたが痛みがなかなか取れない。

・動作時はチクッとした痛み、また長時間作業した後に重だるい痛みがする。

・朝が一番痛みがあり、動かすと少し楽になる。

運動検査

・コンテナを抱える(+)

・肩伸展でつっぱり感(+)

・肩屈曲、外転(+-)

治療 トリガーポイント鍼療法


当院は、広島鍼灸業界で初めての導入となる、最新型超音波エコーを用いて、筋肉や筋膜の状態、トリガーポイントの位置を目視で確認しながら確実な治療を行っております。(鍼によるエコーガイド下筋膜リリース

棘下筋、三角筋前・中部線維、大胸筋、上腕二頭筋長頭腱

五十肩治療で外せない筋肉の一つが棘下筋です。

肩が上がらない、捻ると痛いなどの症状は、この筋肉に原因ありです。

また、同時に三角筋も治療します。

三角筋は肩関節の前、中、後と全体を覆っている筋肉で、肩の運動において重要な働きをしています。

五十肩の人は、決まってこの三角筋にトリガーポイントがあります。

1~2回目:まずは伏臥位で棘下筋、三角筋を集中的に刺鍼。

作業後の痛みは感じなくなった。

肩伸展で前面のつっぱり感がまだあり、コンテナ抱えると痛い。

3~6回目:仰臥位で三角筋前部線維、大胸筋、上腕二頭筋長頭腱に刺鍼。

つっぱり感がなくなり、運動時痛(-) 終了!!

考察

治療は週2回行い、トータル3週間で一旦終了です。

今回のケースは五十肩ではなく、筋疲労の蓄積で痛みが出たのだと思います。

五十肩とは・・・

五十肩という病名はありません。病院では肩関節周囲炎という疾患名になります。

五十肩とは一般の方にも理解しやすい言葉になっているので使うだけです。

特徴としては、40代以降になりやすい、明らかな原因がない、痛みや運動障害がある等。

「急に肩が痛くなって腕が挙がらなくなった」場合は、五十肩だと思います。

放置しておくと拘縮するのである一定の期間からは積極的に多少痛みがあっても

動かすようにした方が治りは早いです。

肩関節は他の関節に比べ、あらゆる方向に広い可動域を持っています。

通常、関節は過度の動きを抑制するために靭帯により補強(固定)されていますが、

肩関節の場合、広範囲に可動域を持つことから補強靭帯に緩みがあります。

そのため、関節の固定を筋に依存していることになります。

力を抜いた他人の腕を持ってみると意外に重たいことに気づきます。

要するにこの重さを肩周囲の筋肉(ローテーターカフ)が常に働き、

関節を固定していると考えると、中年以降に痛みが出る五十肩は、

ひとつの要因(長年の疲労の蓄積)なのかなと個人的には思います。

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